クレーム対応 電話編

何気ない会話のなかにも誤りはたくさんある

 

最近、気になるビジネスシーンの言葉遣いがあります。
それは、とくに社内スタッフに対して「ただいま、吉田の方は出張に出ておりまして」というように
「吉田の方は」という「方は」を付ける人が非常に多いことです。

 

この「方は」は日本語としても必要ありません。
無駄な言葉は省いて「吉田は出張に出ておりまして」でよいのです。

 

また、現在行なわれている事実を過去形で表現するといった癖も、最近よく見られる誤りです。
たとえば、

 

客「このジャムパンとウーロン茶をください」
店「はいありがとうございます。ジャムパンとウーロン茶でよろしかったでしょうか」

 

という具合にです。

 

店「ジャムパンとウーロン茶でよろしいでしょうか」

 

と、今行なわれていることには、現在形で受け答えをしましょう。

 

 

基本的な電話応対用語

  • うちの会社→わたくしども/当社/弊社
  • 相手の会社→そちらさま/○○さま/お客様/御社/貴社
  • 名前は何というのですか?→失礼ですが、お名前をお教えいただけますか?
  • 何の用事ですか?→どのようなご用件でしょうか?
  • ちょっと待ってください→申し訳ございません。少々お待ちいただけますか?
  • 今、席にいません→只今、あいにく席をはずしております。
  • 声が小さくて聞こえないんですけれど→申し訳ございません。少々お電話が遠いようです。
  • もう一度言ってください→申し訳ございません。もう一度お願いできますか?
  • 部長は他の電話に出ていて話し中です→あいにく、○○は他の電話に出ております。
  • お待ちどうさまでした、山田です→お待たせいたしました。山田でございます。
  • さっきの説明でわかりましたか?→先程のわたくしの説明でご理解いただけましたか?
  • また、電話してもらえませんか?→後ほど、お電話いただけますでしょうか?
  • 課長が帰ったら言っておきます→○○が戻りましたら、申し伝えます。


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