立ち話はマナー違反ー!
社外の人・お客様相手に立ち話をするのはマナー違反。
まずはお互いに座って話を聞くようにしましょう。ここでは座って「聞く」時に意欲を
アピールできる正しい姿勢を三つのポイントで紹介します。
@背もたれにもたれかからない
やってみればわかりますが、背もたれに寄りかかってゆったりと椅子に腰掛けると、
横柄で話自体に興味がないような印象を与えてしまいます。
こうした体勢は避け、座る時はあまり深く腰掛けず、背もたれから10センチは空け、
やや前傾姿勢で話を聞くようにします。
こうすることで、相手の話への積極性を全身でアピールすることができます。
A目線はアイゾーンに置く
話をしている時はまっすぐ相手の目を見るのが基本ですが、慣れないうちはテレが出て、
なかなかできないものです。こうした場合は、眉間か鼻あたりを見るといいでしょう。
また、クレームなどを聞いている時は、目をまっすぐ見ていると「ガンをとばしているのか」と
いうことにもなりかねません。こうした時はややうつむき加減で目線を落とし、
ネクタイの結び目あたりを見るといいでしょう。
眉間からネクタイの結び目までをアイゾーンと言います。
相手の話を聞く際は、この間のどこかに目線を置くようにします。
眉間より上を見ると横柄な印象を相手に与え、ネクタイの結び目より下を見ると、
自信がないような印象を与えてしまいます。
また、あくまで目線は柔らかく、きつい目つきにならないようにしなければいけません。
B自分のクセに注意する
人間は緊張をすればするほど、無意識に普段のクセが出てきてしまうものです。
話し手は聞き手の一挙手一投足に敏感なものです。
こうしたクセが相手に思わぬ悪印象を与えてしまうこともあります。
例えば、腕組みをするのは、相手を拒絶しているような印象を与えますし、
ふんぞり返ったり足を組んだりするのは横柄な感じを与えます。
首を回している人は「かったるいな。早く話が終わらないかな」と思っているように見えます。
こうしたクセはなかなか自分ではわからないものです。
同僚や友人から一度チェックしてもらうのもいいでしよう。
出ていませんか?こんなクセ
- 腕組みをする
- 足を組む
- 背伸びをする
- 首を回す
- 時計を見る
- キョロキョロあたりを見る
- 貧乏揺すりをする
- ペンで机をコンコンつつく
- 髪の毛をさわる
- 大きなため息をつく
ビジネス上の重要な話はお互いに座って行なわれます。
ここで正しい「聞く」姿勢を知っているか知らないかで、ビジネス上の成果にも大きな差がつくことになります。
ぜひこの三つのポイントを守って、正しい聞く姿勢をマスターしましょう。
背もたれにもたれかからない、目線・クセに注意する。
<これが正しい聞く姿勢>
社外の人・お客様相手に立ち話はしない
@背もたれにもたれかからない
背もたれにもたれかかるのは「興味がない」のメッセージ
座る時は深く腰かけず、やや前傾姿勢で聞く
A目線はアイゾーンに置く
目線は眉間からネクタイの結び目までの間に置く
目つきは柔らかく、きつくなりすぎないように
B自分のクセに注意する
自分の無意識のクセが思わぬ悪印象を与えることもある
自分のクセを把握し、出ないように注意する