ビジネスマナー研修 大全

上司に信頼される接し方

 

上司に対する考え方

 

上司との関係は単純に2分される上下関係ではありません。
仕事という目的を共有する、いわば「一心同体」の関係でもあるのです。

 

上司には部下に仕事の指示を与え、
統括する「役割」と「責任」があり、
あなたはその責任の一端をになって仕事をすることになります。

 

またいずれあなたにも、
上司という立場に立つ日がやってくるでしょう。

 

その日のことを考え、自分が上司であったら部下に
どうあってもらいたいのかなど、
相手の立場にたったものの見方・考え方を取り入れてみましょう。

 

今後、あなたの成長のカギを握るかもしれません。

 

 

上司からの指示の受け方

 

上司に呼ばれたら、
すぎに「はい」と返事をします。
メモを持ってすみやかに上司のところへ向かいましょう。

 

長引く打ち合わせでない限り、
仕事の指示は立ったまま受けるのが基本です。

 

話は最後まで良く聞き、
疑問や不明点があれば、話のあとで再確認します。

 

ここでわかったふりをしていると、
あとで困るのは自分自身ですから、
質問はどんどんしてかまいません。

 

そして、いつまでにという期限を確認したうえで、
指示内容を今一度、復唱します。

 

また、指示の内容が多岐にわたる場合には、その優先順位も確認します。
勝手に判断しないほうがいいでしょう。

 

仕事にかかってからは、
途中経過をまめに報告します。
上司は部下が今、どのような状況にあるのか常に気にしているものです。

 

上司のそうした不安を払拭する意味でも、
ちくじ報告すべきです。

 

そうすれば、何らかのアドバイスももらえ、
あなたの仕事も効率よく進められます。

 

報告ばかりではなく疑問点が出たら、
一人で悩んではいけません。

 

先輩や上司に相談することが大切です。

 

そうして仕事が終了したら、
すみやかに結果報告を入れましょう。

 

 

指示の受け方基本ステップ10

 

  1. 上司に呼ばれたら、すぐ「はい」と返事をする
  2. 必ずメモを持って、上司のもとに向かう
  3. 基本的に指示は立って受ける
  4. 話は最後までよく聞く
  5. 疑問点・不明点があれば、話のあとで確認する
  6. いつまでにというおよその期限を確認する
  7. 指示内容を復唱する
  8. 複数ある場合には、その優先順位を確認する
  9. 途中経過の報告はまめにし、疑問点が出たらすぐ相談する
  10. 仕事が終了したら、すみやかに報告する

 

 

 

上司が女性の場合

 

会社の運営の仕方において、
能力主義・実績主義という考え方が進むにつれ、
女性の管理職誕生の機会も確実に増えています。

 

職種やその会社が扱う商品やサービスの内容によっても、
その比率は違うようですが、
今や機会均等は常識化しつつあるといってもいいでしょう。

 

ところで、部下であるあなたが男性の場合、
少なからず抵抗を持つことも考えられます。
でも、性別で相手を判断するのではなく、
あくまで仕事で判断しましょう。

 

むしろ、まだまだ女性が登用・抜擢されるチャンスが少ないなかで、
その難関を突破して管理職のポストを手に入れた女性上司は、
かなり仕事がえきると思っていたほうが間違いありません。
優秀さに加え根性も人一倍です。

 

 

部下のあなたが女性の場合

 

一方、あなたが女性の場合には、
少し複雑な心境を覚えることもあるでしょう。

 

なぜなら女性の場合、
同性に対して上下関係でものをみる習慣に慣れていないからです。
どちらかといえば、先輩であっても同僚と同じ平等感覚が強いはずです。

 

ですが、同性の管理職はれっきとした上司であり、
デキル女性の生きた見本のようなものです。

 

たとえ自分にキャリアウーマン志向がない場合でも、
ひとりの同性の力強い生き方から、
今後の自分にとってためになりそうなことはどんどん吸収しいましょう。

 

 

上司や先輩が年下の場合

 

今や、生涯一社に奉仕するという働き方が過去のものとなりつつあります。
転職も珍しくないという時代になり、
中途入社組はますます増え、
職場内には年齢も経歴も多種多様な人が集まるようになっています。

 

上司や先輩が自分より年下の場合もあれば、
後輩が自分より年上のケースもこれから出てくるでしょう。

 

 

年齢だけでみると、
気持ちのなかにわだかまりがたまる原因になりますが、
人間関係にヒビが入らぬよう、
相手の立場を尊重して接することが大事です。

 

 

 

女性上司に女の涙は通用しない

 

男性上司は女性の涙に弱いものです。
ですから、女性を叱る場合も泣かせるほどの叱り方はできないものです。
ところが、同性の女性上司は少し事情が違います。
叱るときは徹底して叱りますので、
とかく感情に流されやすい女性は、つい泣いてしまうこともあるでしょう。

 

しかし、男性上司ならオロオロしてしまうところを、女性上司は冷静に見ています。
なぜなら、「女の涙」がストレスの発散にすぎないという事を見抜いているからなのです。

 

 

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