私たちが断れないワケ
では、なぜ私たちは断ることが苦手なのでしょうか。
それには主に次の二つの理由が考えられます。
相手を困らせたくない
何かを頼まれた時、「ここで断ると、相手が困ってしまうのでは」と考えてしまう人は
多いと思います。
しかし、本当に相手が困るのは、安請け合いをされて結局できなかったという状況です。
例えば、上司が部下に仕事を頼む場合、「忙しい」と説明してくれれば、上司も期限内で
仕事ができるように調節もできます。
しかし、部下に「できます」と言われたら、上司は任せるしかありません。
その結果「できませんでした」では上司も困ってしまうのです。
ですから、できないことはできないと言うことは相手に対しても誠実な態度なのです。
自分の評価を落としたくない
相手の依頼を引き受けないことで、自分の評価が落ちるのではないか、という不安です。
相手が上司の場合、この不安はなおさら大きいでしょう。
しかし、自分のできること、できないことを冷静に見極めた上で、理由を説明して断る分には、
評価が落ちるということはまずありません。
むしろ、安請け合いをして、要求に応えられない時のほうが大きく信頼を失います。
自分のできること・できないことを客観的に分析できる人のほうが当然評価は高いのです。
要求を断ることは、決して相手を傷つけたり、拒絶したりすることではありません。
意思表示のコミュニケーションの一つです。理由があって、依頼を断る時は堂々と断りましょう。
ここがポイント!
正当な理由があって断るのは、冷静な分析力の証!
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