3分以内で自分を売り込む仕事術

若手に問われる指示・命令能力

最近では、派遣社員・アルバイトを使う企業も多くなり、若手でも指示・命令を
的確に下す能力が問われる会社も多くなってきました。

 

上司の指示は的確にこなせても、いざ自分が指示を出すとなると難しいものです。

 

ここではまず指示・命令の基本的なルールを紹介します。

 

 

指示・命令は能力・時間を考えて

 

指示・命令を的確に出すためには、その人の能力や状況、持っている時間を考えて、
マッチするように与えることが肝心です。

 

例えば、まだ経験が浅く1の能力しかない人に10の仕事を指示したり、
2時間しか空き時間がない人に4時間かかる仕事を任せたりするのはミスマッチです。

 

 

時間を明確にすること

 

あらゆる仕事の基本でもありますが、仕事を指示する場合には期限を
明確にすることが大切です。明確な期限を区切らない仕事は、部下はまずやりません。

 

仕事を指示する時は「この仕事を明日の12時までに」と必ず期限を示すようにしましょう。

 

ただし、期限には余裕を持たせるようにします。
短すぎる期限では、仕事の質は落ちてしまいますし、部下もあなたに不信感を抱くでしょう。
仕事量を考えて、過不足のない期限を付けるようにします。

 

 

指示の理由や背景を話す

 

指示や命令を出す時は、その仕事の目的や背景、しなければいけない理由を説明しましょう。

 

そうすれば、部下のほうでも仕事を納得した上で進められますし、目的にかなった形で
仕事を完成させることができます。

 

例えば、お客様に渡す資料を部下につくってもらう場合、「Aについての資料をつくっておいて」では、
指示を受ける側はその資料を何に使うのかわかりませんから、ただまとめるだけといった表面的な
仕事しかできません。

 

しかし、「明日お客様に渡すから、Aについての資料をつくっておいて」と言えば、
部下のほうでもお客様の見やすいように工夫をするでしょうし、作業の精度も高くなるでしょう。

 

 

指示内容を確実に理解させる

 

指示を出す時は、相手の理解を確認しながら進めることが大事です。
指示・命令を出しても、相手が理解していなければまったく意味がありません。

 

指示内容を確実に伝えるには、相手には必ずメモをとってもらうようにし、指示の最後に
メモを復唱させるようにするといいでしょう。

 

また、指示が長くなる時は、「ここまでいい?」などと確認をしながら、話を進めるのも大切です。

 

 

ここがポイント!

指示.命令のポイントは相手の理解・納得と明確な期限!